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タンパク質の社会国際会議が奈良で開催

2010年09月23日

科学研究費補助金特定領域研究「タンパク質の社会」(代表:遠藤斗志也名古屋大学教授)が主催する国際会議が奈良で9月13日〜16日に開催され、ラボほぼ総出で参加してきました。今回の事務局長は河野憲二奈良先端大教授で、前回私が事務局長を務めた淡路島での国際会議とは打って変わって気楽に楽しむことができました。前回同様、海外から大物研究者がずらりと勢揃い。論文でしか見たことがないスターを間近に見て、講演を聴き、free discussion時間などにお話しすることができ、学生達には大きな刺激になったと思います。

今回の講演ではニワトリDT40細胞とメダカのUPRについて話しました。最後にFASEBでは話さなかった、メダカにおけるATF6α/βの生理的意義をクリアに示す、とっておきの秘密兵器を披露したので大受けでした。Peter Walterは講演終了後、親指を立てて祝福してくれました。現在論文作成中なので、内容をインターネット上ではまだ公開できません。悪しからずご了承下さい。

活発な議論が交わされましたが、全体的にとても和やかに会議は進みました。特に、Peter Walterのサービス精神旺盛なところが印象的でした。かつてはいがみ合っていたPeterと私ですが、今ではすっかりうち解けています。こんなこともサイエンスの醍醐味の1つかもしれません。

恒例のポスター賞で、石川君のメダカ解析が4つ出された準大賞の1つに選ばれました。おめでとう。これからもどんどん良い結果を出して行ってください。

 

 



会議終了後、海外からの招待者と計画班員でエクスカーションに出かけました。久しぶりの奈良でしたが(奈良は京都からは近くて遠い感じです)、道路は狭いが(掘り起こすと必ず何か出てくるので道幅を広げることができない)、内部は京都に比べてゆったりしている印象を受けました。世界遺産に登録されている薬師寺を訪れ、西大寺で大茶盛を体験し(ピンぼけですみません、器の大きさだけ実感してください)平城遷都1300年を記念して復元された平城宮跡も垣間見ることができました。

5年後にまたこのような大きな国際会議を開催できるでしょうか?これが本領域の大課題です。


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