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少年剣道2016

2016年10月29日

shonen kendo 2016-1 現在も、右京署で稽古をしている太秦少年柔剣道愛好会の部長を続けています。10月15日 (土) に開催された洛西地区の大会で、小6の笹倉大喜君と小3の堀口悠真君が銅メダルを獲得しましたので、記念撮影しました。大隈健三郎師範の熱心なご指導のお陰です。益々上達していって欲しいものです。私は審判を務めましたので、公式の服装(紺のブレザー、グレイのズボン、白シャツ、エンジのネクタイ、紺のソックス) をしています。


「細胞の中の分子生物学」第3刷重版なる!

2016年10月13日

「細胞の中の分子生物学」の第3刷、1,500 部の重版が決まりました。これで累計 14,500 部となりました。

編集者のメッセージ「本の売れ行きというのは時間が立つごとに逓減していくのが通常なのですが、本書に限っては、発売から半年弱になりますが売れ行き、書店からの注文ともに減らず、堅調に推移しております。いい意味で販売部の予測を裏切って売れております。内容のクオリティの高さと、分子生物学という大きな学問分野を広くカバーし、入門に最適な工夫をしてくださったおかげと思っております。ありがとうございます。」

第3刷には、大隅先生のノーベル生理学・医学賞の単独受賞も書き込みます。


「院生募集」欄に、蜷川研究員の Nobel Forum 参加感想文を掲載しました。

2016年10月09日

ノーベル・フォーラム@カロリンスカ研究所に出席

2016年10月06日

2015年8月29日、突然カロリンスカ研究所の准教授の方からメールが届きました。来年の9月4-6日にノーベル・フォーラム「Unfolded proteins: from basic to bedside」を開催するから Key Note Speaker として参加してくれないか、という内容でした。ついに来たー!なので勿論行きますと即座に返信しました。カロリンスカ研究所はノーベル生理学・医学賞の受賞者を決定する機関です。

2016年9月3日 (土) の朝、フィンランド航空機に乗って関空を発ち、フィンランドのヘルシンキ経由でスウェーデンのストックホルムに夕方着きました。思ったより短く感じられたフライトでした。ところが着いた途端にトラブル発生。預けた荷物が出てこないのです。いつもは単独行動なので、荷物を carry on するのですが、今回は岡田助教、石川助教、蜷川研究員と一緒で、彼らは荷物を預けるので、どうせ荷物がでてくるのを待つのなら、自分も預けるかと考えたのが間違いでした。係員に荷物が出てこないことを知らせ、出てきたらホテルまで届けてくれるというので、鉄道に乗ってストックホルム市内まで行き、皆 (兵庫県大・吉田さん、徳島大・親泊さん、東大・稲城さん、JT・坂本さん、ラボメンバー3人、写真左) と一緒に夕食をとって (スウェーデン料理はどれも美味しかったです、写真中)、ホテル (写真右) にチェックインしました。

Nobel Forum 1 Nobel Forum 2 Nobel Forum 3

Nobel Forum 4 翌朝9時にホテルの人に航空会社に電話してもらいましたが、まだ行方不明とのこと。一番困ったのは、この日 (日曜日) の夕方から、ノーベル賞授賞式の後に晩餐会が開かれるストックホルム市庁舎で開催されるレセプション (フォーラム参加者全員出席) と月曜日夜に開催されるディナー (招待講演者のみ出席) に招待されていたのですが、服装を尋ねるとスーツ、と言われていたので、スーツとワイシャツ2枚を預けた荷物の中に入れていたことです。スーツをレンタルできるところがないか尋ねても、今日は日曜日だから休みと言われ、デパートで購入するよう勧められました。NK (エンコー) という歴史あるデパートに行って Boss というドイツ・ブランドのスーツを購入しましたが、店員さんがいろいろとアドバイスしてくれ、ダークブルーのスーツに紫のシャツ、さらに濃い色のネクタイと、自分では絶対に選ばないコーディネートとなって、ちょっとびっくり。寸法直しをする部門もお休みで、ズボンの裾をピンでとめてもらったまま着用しました。結構な購入額になりましたが、保険でどれくらい戻ってくるでしょうか。市庁舎でのレセプションが終わってホテルに帰ると、荷物は届いていました。

ホテルから歩いていける距離にカロリンスカ研究所はあり、門を入るとすぐ左手にノーベル・フォーラムという名の建物があって、ここでフォーラムが開催されました。中の講演会場でノーベル賞受賞者の発表があるそうです。オープニング・トークはPeter Walter、彼だけ持ち時間が50分、後の招待講演者は持ち時間40分で、20分のショート・トークもありました。主催者が時間に厳格な方で、 話が長すぎたら質問を受け付けずに次へ行くようにとの指示が出ていて、割と淡々と進んでいきました。from basic to bedsideと題しているので、小胞体ストレス応答に特化して基礎から応用までいろんな話題が聞けるのだろうと期待していたのですが、ミトコンドリアストレス応答や細胞質の話も結構ありました。勿論、興味深い話もたくさんありました。私がラスト・スピーカーを勤め、メダカ初期発生過程を使った生理的小胞体ストレスの解析結果を話しました。他の誰もやってない方向性の研究なので、とても好評だったようです。主催者は「I will never forget you」と言ってくれました。今後何が起きるのでしょうか。ただし、携帯の電話番号は尋ねられませんでした。

Nobel Forum 5 Nobel Forum 6 Nobel Forum 7

話は戻って、日曜日夕方からのレセプションは立食形式で、その後市庁舎内を見学させてくれました。なかなか見ることができないところでしょうから、写真をアップしておきます。左上の写真は天井を写したものです。

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月曜日のディナーの2品は美味しかったのですが、主催者がイスラム教徒のようで、1人あたりビール小瓶一本しかなかったのが、残念というか不思議でした。写真右は研究所内のモニュメント。

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ノーベル・フォーラム@カロリンスカ研究所に出席−2

2016年10月06日

会議終了後、主催者 (Shahidul Islam 氏) と写真撮影し (集合写真がないのも残念というか不思議な感じです、主催慣れしていないのでしょうね、上左)、ノーベル賞受賞講演が行われる会場を見学しました (上中)。火曜の夜は日本人みんなで (熊本大・甲斐さんも参加) 夕食に出かけ (上右)、私はトナカイのステーキを初めて食べました (下左)。他の肉とは全く違う味でしたが、とても柔らかく美味しかったです。下右はスウェーデン料理として有名なミートボールです。

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また話が戻って、日曜日の朝にデパートでスーツ等の買い物をした後、夕方のレセプションまで市内観光をしました (休暇届けを出しています)。JTの坂本さんがこちらの方と共同研究していたとのことで、土地勘があり、王宮 (左) があるガムラスタン (旧市街) を中心に効率よく回ることができました。王宮での衛兵交代式 (右) も見ることができました。

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ノーベル博物館 (上左) では、お決まりの、椅子の裏に書かれたノーベル賞受賞者のサイン探しです。結構見つけました。上中:ロスマン・シェックマン・スードホフ (細胞生物学第3世代の研究者達)、上右:田中耕一・小柴昌俊、中左:小林誠・益川敏英、中中:下村脩、中右:大村智、下左:梶田隆章、下中:鈴木章・根岸英一、下右:山中伸弥 (山中先生のだけないなーと思っていたら、甲斐さんが後で天井にぶら下がっているのを見つけて写真を送ってくれました)。

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Nobel Forum 2-19 最後に船に乗って運河めぐり。ストックホルムは「世界で最も美しい水の都」と言われている通りの優雅な街という印象を持ちました。またここに戻ってくることがあるのでしょうか。


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