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謹賀新年 & 陳君の結婚式@台湾 & 平安神宮 & 洛西大会
新春平安神宮奉納剣道錬成大会が1月8日 (日) 午前中に、3年ぶりに開催されました。拝殿でのご祈祷、参拝の後、神前広場で錬成が行われました。通常に戻りつつある風景をお届けします。
1月9日 (月祝) に長岡京市の西山公園体育館で行われた洛西大会にて、中1の疋田将勝君が銅メダルを獲得しました。6年ぶりです (写真右)。
陳君の結婚式(昨年の12月17日 (土) 正午から)に招待されましたので (写真下左)、3日間の休暇を取って台湾に行ってきました。12月14日 (水) 午後、エバー航空で3時間弱の空旅。台湾は10月か11月の開国後、一切の制限がなくなっていてスムーズに入国できました。ただし、日本同様、みんなマスクを着用していました。批判もありますが、カナダで感染したので (ブログには書いていませんが)、安心感がありました。今回は帰国後も感染していませんでした。
両替をした後に小腹が空いていたので、ホテルを探す前に腹ごしらえと、空港でニラ入り餃子を頼んだらこのボリューム (写真上右)。満腹になり、EasyCard という交通系 IC card を買ってチャージしてMRT (地上も走る地下鉄) で台北駅へ。事前に調べた情報に従って、割とすんなりホテルに到着。受付の女性達は日本語堪能でした。ここには、金土も宿泊します。メールチェックの後、夕食を取りにガイドブックに載っていたレストラン青葉へ (写真左)。ホテルからすぐでした。ガイドブックお勧めという千切り干し大根入りの卵焼き (写真中) に加えて、鶏料理 (写真右) を頼んだら、いずれも小サイズなのにこのボリューム。とても食べ切れなくて、今後注文には気をつけようと思いました。
翌木曜日の朝、ホテルでの朝食後、台湾の国鉄に乗って50分ほどで瑞芳 (レイファン) へ。目的地は「千と千尋の神隠し」のモデル地とされる九份 (ジウフェン) です。バス乗り場まで行くと40分待ちの模様 (電光掲示板あり)。近くの市場に行くと、ショーケースなしで、肉、魚、野菜等が売られていました。活気ありますね。まだ待ち時間があると思いきや、通りがかったバスを見ると九份の文字。運転手に聞くと行くというので乗車。曲がりくねった狭い山道を登っていくこと15分弱で最初のバス停が目的地の九份老街でした。ホテルはすぐ近くにあり、チェックインはできませんでしたが、メールチェックをして散策に出かけました。台北では小雨でしたが、こちらでは冷たい雨が本降りになっていました。これ以降、金曜日の夜までは「九份観光編」「九份観光編2」をお読みください。
土曜日の朝はゆっくりして12時に結婚式場へ (陳くんから全てオープンにして良いとの許可を得ています)。普段着で参加されている方の方が多く、円卓の料理を勝手に食べて始めていました。日本からは私を含めて10人が参加しました。岡田助教、石川前助教 (11月から民間会社の研究所に勤務しています) 、15期生の古場・玉田、17期生の齋藤、19期生の池田・伊藤・井上・安田です。右写真中央は、陳君の義兄様とお母様。
我々も前菜をいただいているうちに結婚式が始まり、陳君は踊りながら登場 (写真左)、楊 (ヤン) さんのお父様から新婦を受け取り(写真中)、正面の雛壇へ。シャンパンタワーにお酒を注ぐのがケーキ入刀の代わりでしょうね (写真右)。何人かから短いスピーチがあり、私も短いスピーチをしました。韓国語と台湾語に翻訳してスクリーンに映すから原稿を送って欲しいと言われたので、関空で書いて送っていました。間違えるといけないので原稿を読みましたが、かえって緊張しました。
食事はご馳走が次々と出てきました。
エビのポテトサラダ&活きトコブシの冷製 山海珍味の薬膳蒸しスープ ロブスターのチーズ焼き
蒸し魚ーハタ ホタテと豚トロのXO醬炒め 蒲焼ウナギ乗せ台湾風おこわ
しばらくしてお色直しで2人ともチマチョゴリ姿に (ベストショットは撮れませんでしたが、美男美女ですね)。ジン君、ヤンさん、末永くお幸せに。
未婚の女性陣が登壇して新婦がもつ花束に結びついているテープを誰が引き当てるか、未婚の男性陣が登壇して新郎が投げるブロッコリーのぬいぐるみを誰が受け取るか、という余興が行われ、伊藤君が受け取りました (ラボ在籍時に伊藤君が最も陳君と仲良かったみたいです)。陳君の友人が上手な歌を披露してくれ、お開きとなっていきました。
陳君のお母様、二人のお姉様とテキーラのような白ワインで乾杯しました。お酒強そうです。陳君の義理のお兄様が日本語を話されますが、やはり言葉が通じにくいのが残念でした。みんないい人たちで一緒に集合写真。
陳君が二次会の用意もしてくれ、新郎新婦参加で18時までもう一飲み、楽しいひと時過ごすことができました。翌日曜日は少しゆっくりして13時発のエバー航空に乗り、2時間ほどで関空着。お土産にいただいいた紹興酒の陶器が、預けたスーツケースの中で割れたのが残念でした。
右白の「ブログへ」をクリックして、「九份観光編」「九份観光編2」をお読みください。「九份観光編」からどうぞ。
九份観光編2
いよいよ今回の台湾旅行の目的の一つ、夜の九份です。ここで1泊したくて3日間の休暇を取りました (土曜日の結婚式に出るためには本当に水曜日に出発しなければなりませんでした)。まずは夜の基山街の様子から (写真左中)。写真右は有名な九份茶坊 (入りませんでしたが)。
ホテルの人お勧めレストランは芋仔蕃薯 (写真左)。ガイドブックにも載っています。洞窟の中を進んでいきます (写真中)。麻婆豆腐を美味しくいただきました (写真右)。
さあ、メインの夜景をお楽しみください。昼間に訪れた阿妹茶樓とその周辺の石段が特に綺麗でした (写真左中右)。
雨の中、さらに散策を続けて夜の九份を堪能しました。帰りに呼び込みの声に従って、イカの揚げ物を頼んだら新しく揚げてくれました。美味。
九份では金曜日の朝になっても雨は続き、朝食後、足元がびしょ濡れになるのが嫌なので、瑞芳までタクシーを使いました。定額料金になっていて205元 (約1千円) でした。瑞芳から座席指定付きの列車の切符を買って台北へ (75元=約350円)。台湾の運賃はかなり安いと思います。MRTとバスを乗り継いで国立故宮博物院へ。バスは博物院の正面につけるとバス停の案内板に書いてあったので、ちょっと気を抜いていると、近くの席の中年女性が多分「持っているガイドブックの故宮院に行きたいなら、もう過ぎた。降りて戻りなさい」と台湾語で言ってくれて、そうしました。各バス停に留まるわけではないようです (乗降客がいないと平気で飛ばすらしい)。ガイドブックを開いていなかったら、どこまで行っていたことやら。気を引き締めないと。
博物院は広すぎるし、陶芸作品の価値はよくわからず、オーディオガイドを利用して回りましたが昨日歩き回った疲れが出て十分には楽しめませんでした。門に掲げてある「天下為公」は天下は公のものであるという孫文が好んだ言葉 (写真左)。昼過ぎにバスとMRTを乗り継いで中山駅で下車。ガイドブックに載っている樺慶川菜餐庁で昼食 (写真中)。ガイドブックに載っている豚バラ肉のニンニクソースがけを頼んだら、ご飯か炒飯かと聞かれたので炒飯を注文。量的にはちょうど良かったですが、ニンニクソースは私にはこってりしすぎていました (写真右)。水曜日に泊まったホテルに戻って休憩しました。
18時頃から、MRTを使って台湾で最も有名なと言う士林夜市に出かけました。屋根がある部分には射的などの当て物のお店が並んでいて、小雨が降っていましたが、その周辺を無数の屋台が取り囲んでいます。
何を食べようか迷いましたが、台湾に来たら魯肉飯 (ルーローハン) だろうということで、まず小を一膳 (写真上下の左)。汁物が欲しいけど麺はどれがどれだかさっぱりわからなくて、肉 (豚) 団子汁をいただきました (写真上下の中)。持って帰って酒のつまみにしようと、ピーマンの串とイカの姿焼きを頼んだら、イカはハサミを使って切り開いてよく焼いてくれ、最後は一口サイズに切り分けてくれました (写真上下の右)。それと別の屋台で手羽先などを買って帰りました。台北の道には慣れたつもりだったのですが、MRT台北駅についてから迷いに迷いました。目印としていた台北バスステーションが広い市民大道の南北にあるのが原因でした。歩き回った挙句に、市民大道の一段と二段の分かれ目に辿り着いて、やっとホテルへの道筋が見えました。
右下の「ブログへ」をクリックして、「九份観光編」もお楽しみください。
九份観光編
12月15日木曜日の午後、ホテル (写真左) に到着してからの続きです。九份はかつて金の採掘で栄えましたが、金鉱脈が尽きるとともに急速にさびれた山あいの小さな町です。採掘跡が今でも残されています (写真中右)。
ところが、台湾映画「非情城市」のロケ地になったことで、ノスタルジックな雰囲気が大人気の観光地となっています。ホテルで地図 (写真左) をもらい、冷たい雨の中を歩きました。地図で横に伸びている赤線がショップやレストランが両側に軒を連ねる基山街です (スタート地点はセブンイレブンとファミリーマートの間、ローソンは台湾にはありませんでした) (写真中右)。
道の両側にお店が立ち並んでいましたが、アーケードがあるところとないところがあるのが不思議でした。お土産に絵葉書を買いました。山の斜面にできた本当に小さな町で (写真左中)、基山街もすぐに歩き終わります。小さな川を水が勢いよく流れていました(写真右)。
地図で縦の黒破線が豎崎路という石段です (写真上左)。滑って転ばないように細心の注意を払ったので、ちょっと疲れました。石段の中ほどにある有名な阿妹茶樓で台湾茶をいただきました (写真上中上右)。やかんが運ばれてきて (写真下左)、お茶の淹れ方を教えてもらい (日本語です、写真下中)、お菓子と一緒に何杯か美味しくいただきました (写真下右)。
食事もできると言われましたが、まだそれほどお腹は空いていなかったので、もう少し歩くことにしました。写真左は石段のてっぺんにある小学校。近くには立派なお寺がありました (写真中)。写真右はホテルの近くのお寺。
石段から外れたところに提灯がかかっている趣のある建物が見えましたので (写真左)、歩いていくと、予想通りレストランでした (写真中)。小籠包と、イカとピーマンの炒め物をいただいて満足 (写真右、台湾のピーマンは美味しかったです)。振り返ると、小籠包を食べたのはこれ1回のみ。もっと色々食べればよかった。
散策しながらホテルへ戻りました。びしょびしょになった運動靴をドライヤーで乾かしながらしばしの休憩。九份観光編2に続く。
久留米市で講演 & 青陵生の訪問
久留米市で開催された第64回日本婦人科腫瘍学会学術講演会に招かれて7月16日(土)に特別講演を行ってきました。難易度の調整が難しかったのですが、好評だったようです。大会長は久留米大学産科婦人科学教室の牛嶋公生主任教授です。牛嶋先生とはダラスで2年間 (1991〜1992年) 重なっていて、土曜日の夕方に日本人仲間と一緒にテニスをして夕食をともにしていました。もう30年も前の話になりますが、当時を懐かしく思い出しました。
講演後は解放されましたので、牛嶋先生の奥様にお願いして柳川に連れて行ってもらいました (福岡県版るるぶを見ても久留米市の観光案内は載っていません)。車で小1時間でしたが、前日の雨と打って変わって晴天 (やはり私は晴れ男!?)。猛暑日だったと思いますが、とにかく暑くて大変でした。まず北原白秋の生家 (酒蔵)・記念館を訪ねました (写真左)。「待ちぼうけ」等有名な歌を数多く残されていますね (写真中)。その後、柳川名物・鰻のせいろ蒸し (写真右) を若松屋でいただきました (江戸時代創業で最も有名なお店とのことです)。蒸しているのであっさりしているのかと思いきや、とても濃厚で柔らかく美味しくいただきました。お米一粒一粒にタレがしっかり染み込んでいて、満腹感が半端なかったです。
そしてメインイベントの川下りへ。旧柳川城のお堀をめぐるドンコ船の旅です。水深は浅く、船頭さんは竹竿で操船します。まだ暑かったですが、日陰に行くと爽やかな風が吹いていました。船頭さんの歌と軽やかな語り、相席した若い子連れのご夫婦のノリも良く、40分の船旅を楽しみました。船からの景色をお楽しみください。
この日の夕食を牛嶋ご夫妻とご一緒して昔話に花が咲き、良い気分転換になりました。
昨日9月10日 (土) には母校倉敷青陵高校の生徒さん達が京大訪問にやってこられました。2時間半ほどでしたが、陳君、池田さん、安田君に手伝ってもらって分子生物学の基礎をお話しし、実験の初歩を体験してもらいました。本日校長先生よりお礼のメールが届きました「訪問させていただいた生徒たちにとりましては、本当に貴重な経験となったと思っております。訪問後何人かの生徒に感想を尋ねると、どの生徒も目を輝かせ、大学進学、高校での学習への意識がより高まったと申しておりました。今回の訪問を必ず、今後の高校生活、ひいては今後の人生に生かしてくれるものと期待しております。」写真中央の動物学教室の中務教授は青陵高校33期生です (私は28期生)。
3年ぶりの海外出張@モントリオール
前期の学務(講義、試験、採点、院試)が終わり一息つきました。
ブログ謹賀新年2022に記載しましたが、17th International Zebrafish Conference から Keynote Lecture を依頼され、帰国後の隔離がなくなりましたので、陳君、齋藤君とカナダのモントリオールに行ってきました。6月21日 (火) 成田空港発の直行便に乗ってモントリオールまで12時間の旅 (事前のPCR 検査も不要でした)。空港到着後の手続きもコロナ前と変わりなくスムーズで、タクシーに乗ってホテルへ。Omni ホテルのスイートルームをとってくれていました (写真左)。歓迎のマカロン付き (写真中)。15期生の玉田健太郎君が、勤務地のトロントからやってきてくれて、4人でホテル近くのレストランで夕食を共にしました (写真右)。カナダではほぼ完全に日常生活に戻っていて、感染者は出ているものの、街中を歩いている人々もレストランで食事する人々もノーマスク。私たちはちょっと心配だったので、外の風通しの良さそうな場所を選びました。ホテルの部屋で2次会も行い、楽しいひと時を過ごしました。楽しくて飲みすぎたほど。翌日3人は観光に出かけましたが、私は夕方からの講演に備えてホテルでゆっくり過ごしました。
Conference が始まると、大会長 Lila Solnica-Krezel の挨拶があり、すぐに私の Keynote Lecture になりました (写真左)。緊張しましたが、小胞体ストレス応答の概要とこれまでの研究の歴史に半分を費やし、その後なぜ小型魚類それもメダカを使って解析するのか、その結果何がわかったかを話しました。大会プログラム委員である青学大・平田普三教授は「Keynote Lecture のお手本となる素晴らしい講演でした」と言ってくれました。この講演が終わると、後はリラックスして英語のシャワーを浴びながら久しぶりの海外対面開催を楽しみました。陳君はポスター発表を行いました (写真中)。私の講演の最後で宣伝をしておいたので、たくさんの訪問者があったそうです。大会長も私の講演に満足したとのこと、ツーショット写真を撮りました (写真右)。
学会中はマスク着用となっていたのですが、しない人も結構いて、特にポスター発表者がマスクせずにワーっと説明するのには困惑しました。オミクロン株はもうただの風邪で、罹ったら不運くらいに思っているのでしょうね。出国前のPCR検査陰性証明が必要なのは、日本人と台湾人のみで、500名ほどの現地参加者のうちわずか15名でした。会場での食事は美味しくいただきました (写真左中)。写真右はホテルのレストランでいただいた、モントリオール名物のベーグルの上にのったスモークサーモンです。美味でした。
バンケットでは酒ありに加えてロックバンドが登場して賑やかでした (写真左)。パンデミックが嘘のようでした。3人で (写真中)。マネージャーの Alyssa Czerwinski さんと一緒に (写真右)。
日本はやはり便利ですね。近くに何軒もコンビニがあります。ホテルはモントリオールの中心部にあるのですが、コンビニなどなく、スーパーマーケットには歩いて20分以上かかりました。コインランドリーもなく、ホテルにクリーニングを頼むとやはり高くつきました。時々学会場を抜けて散歩しました。モントリオールは、古い石造りの建物と近代的な建物が共存する街でした。
川があるのも京都みたいで良いですね。自転車道はよく整備されていました。走ってみたい。
久しぶりに美術館にも行ってみました。海外出張時の楽しみの一つです。
右下の「ブログへ」をクリックして part2 モントリオール観光編もぜひお読みください。