森先生について

Dr. Mori is a leading researcher in 
the field of Protein Quality Control,
   focusing on the biological and
  physiological importance of the 
Unfolded Protein Response (UPR).

mori (at) upr.biophys.kyoto-u.ac.jp


森研究室は2024年4月1日付けで京都大学高等硏究院に異動しました。
現在、大学院生を募集しておりません。
このホームページは更新中です。

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奈良、富山、釜山 (初)、幕張

2025年06月13日

5月の連休明けから講演が続き、忙しく過ごしました。
5月11日 (日)、奈良市で開催された国際心臓学会で Keynote Lecture を行いました (写真下左)。陳君の結果が、持続的小胞体ストレスによる心不全発症と小胞体ストレス応答活性化による改善なので (メダカを用いた解析)、それらで締めくくるととても好評だったようです。1泊させてもらって帰りに平城宮跡の朱雀門を見て帰りました (写真下中)。

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14日 (水)、富山市で開催されたフォーラム富山「創薬」第61回研究会で特別講演を行いました。主催者のご希望により、小胞体ストレスの研究が創薬につながる現状と展望、Peterとのバトルを話しました。大好評だったようです。夜には、富山大の学生さんたちも加わって懇親会が一次会二次会と続き、楽しくてついつい飲みすぎました。ガラス美術館を訪れる余裕もなく帰京しましたが、フォーラム前に、景観が美しいと評判のスターバックスで昼食をとってほっこりしました (写真上右)。運河のほとりに建っていて眺めは良かったのですが (写真下左中右)、あいにくと雲が多く、立山連峰を拝むことができなかったのは残念でした。

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19日 (月) 〜23日 (金) 初めての釜山出張です。FAOBMB (Federation of Asian and Oceanian Biochemists and Molecular Biologists) からの招聘でした (写真下左)。写真下中の右から2人目は空港まで迎えに来てくれた Lee 准教授、一番右は空港へ送ってくれた Kim 助教授。会場にはのぼりが立っていました (写真下右)。伊丹空港から釜山への直行便は韓国の LCC3社が運行しているのみです。少し前に壁に激突したり、離陸前に出火したりと、トラブルがあったので怖くなって、伊丹空港に前泊して朝7時の便、福岡経由の JAL/大韓航空の共同便で飛びました。

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昼に到着しましたが、釜山は高層ビルが立ち並ぶ近代都市でした (写真下左)。早速ツアーに連れて行ってくれ、海上を走るケーブルカーに乗りましたが、期待していた遊覧船には乗れませんでした。夕食は、Young Scientists が多いので、食べ放題のしゃぶしゃぶ店へ。韓国ではしゃぶしゃぶが流行っているそうですが、
しゃぶしゃぶというより鍋、という感じでした (写真下下右)。

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20日 (火) 午前中に Young Scientist Program で講演。My Carrier Journey を話してほしいという依頼でしたが、サブタイトルを How did a rustic country boy become a Lasker & Breakthrough laureate? として Peter とのバトルを含めて話したら大好評でした。
夜には、店主が釣ってきた魚を刺身等で出してくれるお店に連れて行ってくれました。下中はヒラメの刺身、下右の中央の丸い皿の中には生きているタコ、踊り食いしました。お刺身を辛いコチュジャンでいただくのも美味しいですね、新発見!

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21日 (水) 夜には、正式なディナーに招待され、フランス料理をいただきました。写真下左はサーモン、下中のステーキは柔らかくて美味しかった。K-pop dance のおもてなしもありました (下右)。

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釜山は陳君の故郷ということで、22日 (木) 夜に、陳君のお母さん・奥さん・お嬢さんと韓国家庭料理のお店で食事をしました。品数が多く、どれも美味でした。下左の鮑は特に美味しく、下中のお肉や、下右の右に写っている蟹を醤油に漬け込んだものは卵がねっとりとしていて美味しかったです。お母さんとは陳君の結婚式以来でしたが、通訳してもらって楽しくお話しできました。

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23日 (金) の午前中に Plenary Lecture を行いました。奈良で行った講演をわかりやすくしたもので、陳君を売り込みました。好評だったようです。せっかく韓国に来たんだから焼肉と冷麺を食べたいなと思っていたら、高級店に連れて行ってくれました。店で一番のコックさん (写真下左) がちょうどいい加減に焼いてくれたお肉は本当に美味しかったです。締めは辛いラーメン (下中)、キムチチャーハン (下右)、写真を撮り忘れた冷麺で大満足でした。

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夕方に釜山から福岡に飛び、博多駅から新幹線で帰京しました。ちょっと長旅で疲れました。韓国の人は食事中に何回も乾杯するし、食事の量が多かったですが、この釜山出張中、大歓迎してくれ、2年後の釜山での講演も予約されました。

6月5日 (木) 幕張メッセで開催された内分泌学会学術総会で特別講演。内分泌は研究しておりませんので、後半に私の研究の中で分泌の関するところをまとめてお話ししたら、大会長は「圧巻の特別講演」言ってくださいました。今日と先週の金曜日に、細胞生物学の講義を行いました (田中先生追悼行事のブログで告知済み)。来週から論文執筆に戻ります。


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森研究室鍵論文

  • Activation of XBP1 but not ATF6a Rescues Heart Failure Induced by Persistent ER Stress in Medaka Fis
    Life Sci. Alli., 2023
  • Loss of ATF6a in a Human Carcinoma Cell Line Is Compensated not by Its Paralogue ATF6b but by
    Mol. Biol. Cell, 2023
  • A Motor Neuron Disease-associated Mutation Produces Non-glycosylated Seipin that Induces ER Stress a
    eLife, 2022
  • Purified EDEM3 or EDEM1 alone produces determinant oligosaccharide structures from M8B in mammalian
    eLife, 2021
  • Antipsychotic olanzapine-induced misfolding of proinsulin in the endoplasmic reticulum account for
    eLife, 2020
  • EDEM2 Stably Disulfide-bonded to TXNDC11 Catalyzes the First Mannose Trimming Step in Mammalian Glyc
    eLife, 2020
  • UPR Transducer BBF2H7 Allows Export of Type II Collagen in a Cargo- and Developmental Stage-Sp
    J. Cell Biol., 2017
  • Unfolded Protein Response Transducer IRE1-mediated Signaling Independent of XBP1 mRNA Splicing
    eLife, 2017
  • Forcible Destruction of Severely Misfolded Mammalian Glycoproteins by the Non-glycoprotein ERAD Pathway.
    J. Cell Biol., 2015
  • EDEM2 initiates mammalian glycoprotein ERAD by catalyzing the first mannose trimming step.
    J. Cell Biol., 2014
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