森先生について

Dr. Mori is a leading researcher in 
the field of Protein Quality Control,
   focusing on the biological and
  physiological importance of the 
Unfolded Protein Response (UPR).

mori (at) upr.biophys.kyoto-u.ac.jp


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謹賀新年、インフルエンザ、ラスト・トロント

2020年02月13日

遅ればせながら、皆様新年明けましておめでとうございます。新年早々の4日に高熱が出て、京都市急病診療所に行ったら A 型インフルエンザと診断されてしまいました (沢山の方が受診に来ていて、診療所に入ってから出るまで3時間もかかってしまいました)。そのため、恒例の1月5日 (日) 平安神宮奉納剣道錬成大会は欠席せざるを得ませんでした。それでもその日、翌日が締切の学位論文2つの校正をしました。きつかったですが、薬が効いて徐々に回復していきました。

Last Toronto-1 毎年、伏見稲荷大社に初詣に行っています。今年は元旦に行きました。ものすごい人混みなので、本殿には行かず、奥の稲荷山を登って頂上の一ノ峰を詣でると約2時間のコースとなります。最近は外国人が多くて、このコースを沢山の人が歩いています。最後の坂は結構きつくて汗をかき、そのあと冷えるので風邪を引きやすくなります。初詣後、娘達の買い物に付き合ってショッピングモールに行ったので、インフルエンザをもらったようです。体力が落ちているのでしょうね。来年から初詣はどうしましょうか。

2015年から6年間カナダガードナー国際賞の選考委員を務めてきました (財団のホームページに記載されている公知のものです)。元々山中伸弥さんが委員だったのですが、お忙しすぎて会議に出席できなかったので、私が2014年にラスカー賞を受賞した後、当時の財団理事長から選考委員に就任するよう依頼されたのでした。最終選考委員会は毎年1月中旬の日曜日夕方から月曜日夕方までトロントで開催されます。—10 度の世界です。金曜日の午後2時頃に伊丹空港を発って、成田経由でロサンジェルスへ (去年まではシカゴ経由でした)、さらにトロントへ飛んでタクシーでホテルに着くのは金曜日夜です。疲れと時差対策で土曜日から日曜日夕方までは、割り当てられている候補者の資料を読みながら、自分の意見を纏めるなどしながら過ごします。会議内容は公開できませんが、20数人の選考委員がそれぞれ意見を述べながら候補者を絞り込み、最終的には投票で受賞者5人を決定します。会議終了後の月曜日夕方にトロントからロサンジェルスに飛び、火曜日午前0時過ぎの深夜便に乗ると水曜日の午前5時頃に羽田空港に着きます。大坂なおみさんがこれに乗って「眠い」と記者会見で言っていましたが、私は会議で疲れている上に夜の便なので割とよく眠れます。羽田空港でシャワーをあびて新幹線に乗り、京大に午前中に戻ります。午後からは、生物物理学系修士論文受理の会議とハードな6日を6年間繰り返して来ました。

最初の4年間、唯一の東洋人として存在感を発揮しようと奮闘しました。5年目の去年から、中国人の Yi Rao さんが加わりました。よくしゃべるんですよね。話す量では負けています。昨年、ノーベル生理学医学賞を受賞された Peter Ratcliffe さんもメンバーです。受賞発表後、おめでとうとメールを送ったら、一日空きましたが、有難うという返信が来ました。今年から坂口志文さんがメンバー入りし、めでたくバトンタッチです。とても刺激的な経験をさせてもらった6年間でした。

過去5年間はトロント大学近くのホテルに宿泊していたのですが、今年からダウンタウンにあるホテルに変更となりました。ユニオン駅 (写真上左)、CNタワー (写真上中)、トロント・ブルージェイズの本拠地野球場 (写真上右) が近くにある立派なホテルでした (写真下左・中)。今年はトロントでも暖冬だったようですが、着いた翌日の土曜日から大雪となり、CNタワーもあっという間に見えなくなってしまいました (写真下右)。幸い、翌日曜日には雪は止んでくれました。

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そんな中、土曜日夕方に、大阪の本社から派遣されてトロントの支社で働いている玉田健太郎君 (15期生) 一家がホテルまで迎えに来て、シーフードレストランに連れて行ってくれ、楽しく夕食を取ることができました。ラスト1月トロントのよい思い出となりました。ありがとうね。

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森研究室鍵論文

  • UPR Transducer BBF2H7 Allows Export of Type II Collagen in a Cargo- and Developmental Stage-Sp
    J. Cell Biol., 2017
  • Unfolded Protein Response Transducer IRE1-mediated Signaling Independent of XBP1 mRNA Splicing
    eLife, 2017
  • Forcible Destruction of Severely Misfolded Mammalian Glycoproteins by the Non-glycoprotein ERAD Pathway.
    J. Cell Biol., 2015
  • EDEM2 initiates mammalian glycoprotein ERAD by catalyzing the first mannose trimming step.
    J. Cell Biol., 2014
  • ATF6α/β-mediated adjustment of ER chaperone levels is essential for development of the notochord in medaka fish
    Mol. Biol. Cell, 2013
  • Induction of Liver Steatosis and Lipid Droplet Formation in ATF6α-knockout Mice Burdened with Pharmacological Endoplasmic Reticulum Stress
    Mol. Biol. Cell, 2010
  • ATF6 is a transcription factor specializing in the regulation of quality control proteins in the endoplasmic reticulum
    Cell Struc. Func., 2008
  • Transcriptional induction of mammalian ER quality control proteins is mediated by single or combined action of ATF6α and XBP1
    Dev. Cell, 2007
  • A time-dependent phase shift in the mammalian unfolded protein response
    Dev. Cell, 2003
  • XBP1 mRNA is induced by ATF6 and spliced by IRE1 in response to ER stress to produce a highly active transcription factor
    Cell, 2001
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