森先生について

Dr. Mori is a leading researcher in 
the field of Protein Quality Control,
   focusing on the biological and
  physiological importance of the 
Unfolded Protein Response (UPR).

mori (at) upr.biophys.kyoto-u.ac.jp


森研究室は2024年4月1日付けで京都大学高等硏究院に異動しました。
現在、大学院生を募集しておりません。
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青陵校生訪問、筑波会議、鋸山、金君の結婚式

2025年10月12日

10月11日 (土)、今年も青陵高生43人が研究室訪問に来ました。分子細胞生物学体験プロジェクトと称して、去年と同じ内容ですが、全体説明20分ののちに4班に分かれて基本操作 (無菌操作)、プラスミドの作製の概要、心臓が青く光るメダカの観察、細胞内小器官が様々な蛍光ンパク質で光っている細胞の観察を駆け足で (25分ずつ) 行ってもらいました。興味津々だったようです。

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時は遡りますが、10月3日 (金) 午前中、筑波会議2025に招待され、科学の巨人 (Giants in Science) との対話セッションで、2010年と2016年にノーベル物理学賞を受賞されたお二人と一緒に若手研究者や会場からの質問に答えました。業績紹介のために、前日の新幹線の中でスライドを作成しようと思ったら画面にヒビが入ってしまい、使えません。担当の方にホワイトボードを用意してもらい、開始前に書き込んで説明しました。これが思ったより有効で、質問にうまく答えることができました。2人の物理学者はお話好きのようで沢山お話ししてくださったので、私は短くエッセンスのみを話して、無事90分を終えることができました。

10月5日 (日)に中国人卒業生金君の結婚式が予定されていました。3日に筑波で京大の用務がないなら年休を取れと言われましたので、午後から休みです。4日 (土)に千葉県南部の鋸南町にある鋸山に行く計画を立てていました。筑波から鋸山麓の JR 浜金谷駅まで電車を乗り継いで3時間強、予約していたホテルに到着しました。目の前に広がる海を見ながら1人 BBQ を楽しみました。

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鋸山の前に5日の金君の結婚式を報告します。青山にあるカサ・デ・アンジェラの、ステンドグラスが美しい大聖堂で厳かに行われました。天気も良く、集合写真もバッチリでした。

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続いて披露宴が行われ、私が冒頭のスピーチをしました。ケーキ入刀とファーストバイト、中谷美紀さん似の美しい奥様と末長くお幸せに、女手一つで育ててこられたお母さんも嬉しそう。

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2次会も開催してくれ、金君の結婚にまつわる話をたっぷり聞かせてもらいました。2次会では冒頭のビールのみにし、あとはお茶にして、その日の夜に新幹線に乗って帰京しました。

その前日の4日、ホテルから徒歩10分でロープウェイ乗り場に到着、一気に山頂へ。低い山ですが、見晴らしはとてもよかったです。心配したお天気も持ちました (後半に霧雨程度)。

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ノコギリという名前から想像される通り、切り立った断崖が数多くあり、山頂展望台の断崖絶壁から100メートル下を見るのを地獄覗きと称していました。確かに壮観でした。

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ところが、ここの本質は日本寺でした。日本寺は、約1300年前、聖武天皇の勅願を受けて、行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所 (時の天皇・上皇の勅命により、鎮護国家・玉体安穏などを祈願する神社仏閣) です。鋸山の南側斜面10万坪余りを境内としており、豊かな自然の中を散策しながら、大仏様 (薬師瑠璃光如来)、百尺観音像、千五百羅漢石像群などをお参りすることができます (ちば観光ナビより)。境内のあちこちに何千という石仏が安置され、それらが結構急な石段で繋がっていて、ゼイゼイ言いながら、汗びっしょりになりながら、なんとかほとんどを見ることができました。大仏様の総高は31.05mで、奈良の大仏 (約15m) や鎌倉の大仏 (約11m) をはるかにしのぐ、日本一大きな磨崖仏です、とのこと。拝ませてもらって心落ち着く感がありました。

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石仏像群は最後にお見せします。巡り終わって、山頂のロープウェイ乗り場で「地獄アイス(竹炭入りで黒い)」をいただきました。麓からホテルに戻る途中にある漁師飯を出す店に寄りました。鋸山への行きでも見かけましたが、10時の開店前からたくさんの車が乗り付け、ながーい行列ができていました。有名なんでしょうね。帰りは13時を過ぎていたので、行列は比較的短く、海藻入り塩ラーメンをいただきました。地獄アイスも塩ラーメンも疲れた身体に染み入りました。ホテルで着替えをして、JR で千葉県の蘇我までもどり、ホテル内でゆっくりと過ごしました。

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ここからは境内の石仏群のほんの一部です。静かに手を合わせ、心洗われました。ご覧あれ。

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森研究室鍵論文

  • Activation of XBP1 but not ATF6a Rescues Heart Failure Induced by Persistent ER Stress in Medaka Fis
    Life Sci. Alli., 2023
  • Loss of ATF6a in a Human Carcinoma Cell Line Is Compensated not by Its Paralogue ATF6b but by
    Mol. Biol. Cell, 2023
  • A Motor Neuron Disease-associated Mutation Produces Non-glycosylated Seipin that Induces ER Stress a
    eLife, 2022
  • Purified EDEM3 or EDEM1 alone produces determinant oligosaccharide structures from M8B in mammalian
    eLife, 2021
  • Antipsychotic olanzapine-induced misfolding of proinsulin in the endoplasmic reticulum account for
    eLife, 2020
  • EDEM2 Stably Disulfide-bonded to TXNDC11 Catalyzes the First Mannose Trimming Step in Mammalian Glyc
    eLife, 2020
  • UPR Transducer BBF2H7 Allows Export of Type II Collagen in a Cargo- and Developmental Stage-Sp
    J. Cell Biol., 2017
  • Unfolded Protein Response Transducer IRE1-mediated Signaling Independent of XBP1 mRNA Splicing
    eLife, 2017
  • Forcible Destruction of Severely Misfolded Mammalian Glycoproteins by the Non-glycoprotein ERAD Pathway.
    J. Cell Biol., 2015
  • EDEM2 initiates mammalian glycoprotein ERAD by catalyzing the first mannose trimming step.
    J. Cell Biol., 2014
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